▽▲ 大人ノ玩具箱 ▲▽【イケメン戦国】(R18)
第5章 ▼華ニハ蜜ヲ△ *徳川家康ルート*
―――しかし。
「…飲んだら、具体的にはどうなるの…?」
ハナの声に、家康が顔を上げた。
そこには、不安を抱えながらも懸命にこちらを見つめる、ハナの瞳があった。
なぜだか目が離せない…そんな引力を秘めていた。
「言ったでしょ?毒性はないよ。中毒もない。それに、恋情がない限り、何の反応もない。効用が出るのは、好きな相手の肌と触れ合った時」
「…うん」
「興奮作用として、激しい動悸がして、体温が上がる。全身の血流が増えて発汗が促されるから……薬と同じ、甘い香りが体から立ち上って、それが相手を狂わせる」
「……う、うん?」
「三成や、秀吉さんの所へ行ったとき、そういうことは…?」
「なかった、よ…」
「じゃあ―――…」
「……俺も、試してみてもいい?」