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▽▲ 大人ノ玩具箱 ▲▽【イケメン戦国】(R18)

第4章 ▼華ニハ蜜ヲ△ *豊臣秀吉ルート*



「さ…て、じゃあそろそろ、お前の用件を聞くとするかな?」

「はーい!」

ハナはにっこり微笑み、傍らに置いていた風呂敷包みから秀吉に宛てた書状を抜き出して渡す。

「信長様から預かってきた書状だよ。今すぐ読んでね。私にできることがあれば言って。秀吉さんの指示に従えって言われてるの」
「はぁ……突然俺にまで暇を出されて、御館様に何かお考えがあってのことだと思っていたが―――…」

書状を受け取りつつ、秀吉は苦笑を浮かべた。

「見事に巻き込まれたな、ハナ」
「秀吉さんが待っててくれたのって…」
「まぁ、勘みたいなもんだったけど、御殿から出るなと釘刺されたからな。…ということは誰かが来るってことだ。なら、御館様のお気に入りのお前しかいない」

あの方のお考えは時々わからん…などとブツブツ文句を言いながら書状を開いた秀吉の目が、次の瞬間に凍りついた。



そこには、見慣れた主君の筆跡でこう記されていた。




『 真の義を示せ 』




「秀吉さん?なんて書いてあるの?」

秀吉の手元をハナが覗き込み、そっと上目遣いに見上げてくる。
その唇に目が吸い寄せられて、秀吉の眉が苦し気に歪められた。







『真の義を示せ』
 ―――…目の前の女は、誰のものだ?






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