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第3章 ▼華ニハ蜜ヲ△ *石田三成ルート*
三成の唇から、堪えるような吐息が漏れた。
「ハナ様……貴女は本当に、難解な方です」
紅い唇を薄く開いて荒い呼吸を繰り返しながら、ハナの瞳が問いたげに三成に向けられた。
三成は誘われるように、その唇に吸い付いて下唇を舐め上げた。
「んぅっ三成…くん…っ!」
「ハナ様を知れば知るほどに…・もっと知りたいことが増えていく…もどかしくて、どうにかなりそうです…」
三成の唇が、ハナの顎から首筋へ落ち、鎖骨にきつく吸い付いた。
「―――…んっ!」
ハナがぴくりの体を震わせる。
三成が唇を離すを、そこには可憐な一輪の紅い華が咲いた。
いつの間にか乱れた着物の間から三成の胸元が覗き、二人の肌と肌が触れ合う。
その温もりは離れがたくて、二人は互いに両手を背に回し、抱きしめ合った。
「ハナ様は、温かいですね」
三成の言葉に、ハナが小さく呟いた。
「―――…どうして…?」
「…ハナ様?」
ハナの声に、悲しげな響きを感じ、三成が顔を上げる。
「名前……さっきは”ハナ”って呼んでくれた、のに……」
「ハナ様……それはっ」
三成の瞳に戸惑いの色が浮かぶ。
それはいつもの三成の顔だった。
「ハナ…がいい」
三成の両頬に手を添えて、ハナは懇願するように瞳を潤ませた。
ハナの手に、三成の大きな手が重なる。
「―――…その、顔は……本当に、ダメです」
三成は瞳を強く閉じ、何かを堪えるように苦し気に息を漏らした。
「……ハナ様。そのお願いはご褒美といたしましょう……私のお願いを聞いてくださいますか?」
三成の手が重ねていたハナの手をそっと握り、開けた三成の胸元から、お腹、そして……そこからさらに下へと辿り、袴の上から熱く猛った自身にそっと触れさせた。
「あっ…」
ハナの手がピクリと震えるが、それすら甘い刺激となって三成の熱を昂らせた。
「…ハナ様、貴女の全てを私にください」
ハナの瞳が艶めかしく揺らめき、静かに三成の帯に手をかけた。