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▽▲ 大人ノ玩具箱 ▲▽【イケメン戦国】(R18)

第24章 ▲月華美人▽ *明智光秀* -拾伍-



光秀の手は、そのままハナの体の線を辿りながら、ほっそりとした足首に辿り着いた。

その足首を光秀の大きな手が握りしめれば、昂った熱が光秀の掌から足首へ、そして足首から足全体に伝搬していく。
それはまるで、足の全てを抱きしめられている心地がして、甘い痺れがハナの背中を撫で上げていった。

「やっ―――…っ」

握った足首を軽く持ち上げ、顔を寄せ、その爪先に光秀が軽く口付けを落とした。
そうして足首をそのままに、もう片手がハナの足を足首から膝へと肌を撫で降ろしていく。
唇が、その後を追う。

倒錯的な情景を、光秀の妖艶な笑みが甘く肯定させていく。

膝をさわりと通り過ぎるその手の先を、ハナの躰が先読みしてはその掌の熱を欲して疼いていた。

「っん―――…ぅくっ!」

見つめ合う黄金の瞳から目を離せずに、せめて手を口に宛がってハナは声を堪えていた。
光秀の瞳が、僅かに細まりハナを見つめた。
不意に光秀の顔がハナの顔に近づく。

「俺が望めば、お前を全て、捧げるのだろう?」

声を堪えるハナの手に、光秀の唇が触れる距離で光秀が乞う。

「……声が、聴きたい。堪えてくれるな…」
「光秀さん…やっぱり、意地悪…っ」

恐る恐る、ハナは自らその手を下ろし、顔を赤らめ光秀を恨みがましく睨んで見せた。
そんな顔すら、愛しく見える。
己のそんな惚気た思考に、思わずくすりと笑いが漏れた。

「意地悪な俺は嫌か?」
「…ずるい、です…そんな聞き方…っ」

目の前の、黄金の瞳が熱に揺れる。
その瞳には、抗えない。

「ハナ…」

すぐ触れられる場所で、その唇が続きを強請る。





「―――…愛しています…貴方の、全て…」




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