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第3章 ▼華ニハ蜜ヲ△ *石田三成ルート*
「――三、成くん……どうし、て…」
三成を見つめるハナの瞳は、すでに耐え難いほどの甘い痺れに潤み、熱に浮かされていた。
その瞳から雫が一筋、流れた。
それを三成の舌がそっと舐めとる。
「私も貴女に教えてほしいのです……貴女のその瞳で見つめられると、私は貴女に触れずにはいられなくなる……なぜでしょうか」
そのまま耳介まで舌を這わせ、唇で優しく食んだ。
「やっ…ぁあっ…」
三成の両の腕がハナの背中にまわり、腕ごとすっぽり抱きしめられ、閉じ込められる。
逃げ場のなくなったハナは、耳を優しく犯されることに体を震わせ耐えた。
「……嫌、ですか?」
耳元で優しく尋ねられる。
ハナは顔をふせ、三成の胸元に額を押し付けるように首を横に振った。
「いや…じゃない……」
そっと伺うように、ハナが上目遣いで三成を見つめた。
「三成くんに触れられると、熱くて…ドキドキしすぎて、心臓が壊れそう……」
再び、その瞳から涙が溢れた。
「やめない…で……三成くんの唇、離れたら……寂し―――…んぅっ」
三成の口付けがハナの言葉を飲みこんだ。
そうして、そっと唇を離すと、正面から二人、視線を絡ませ見つめ合った。
「ひとつ、わかったことがあります」
「…な、に……?」
三成はふっと瞳を細めると、互いの頬を触れ合わせた。
「私は、いつの間にか…貴女をこんなにも愛してしまっていたのですね」
「―――…三成くん…っ」
「だから、こんなに……貴女に触れたくて抑えがたい気持ちになるのです……」
ハナの背に回した両腕に力を込め、ハナの首筋に顔を埋める。
「貴女を熱くしているものも……私と同じ気持ちであるなら、嬉しいのですが」
「……みつ、なりくん……っ三成くん―――っ!」
それ以上言葉にならず、ハナの瞳からはとめどなく涙が溢れ、コクコクと頷き続けた。
肩越しにハナの気持ちを感じ取り、三成は満たされていく快感に酔いしれた。