▽▲ 大人ノ玩具箱 ▲▽【イケメン戦国】(R18)
第3章 ▼華ニハ蜜ヲ△ *石田三成ルート*
―――…ちゅ…ちゅぱ……くちゅ…
「――…ふっ…んぅ…っ…!」
朝日の差し込む静かな部屋に、艶を含んだ水音が絶え間なく響く。
三成は両手でハナの頬を挟みこんだまま、角度を変え深さを変え、何度も何度も口付けを繰り返す。
舌先でハナの唇を優しくなぞれば、ふっと力が抜け、間隙を作る。
そこからそっと入り込み、ハナの舌を軽くつつけば、求めるように自ら舌を絡めてくる。
その唇から、首筋から、蕩けるほどに濃厚な甘い香りが溢れ出す。
飢えたように口付けを繰り返し、三成は喉をこくりと鳴らし、溶けあう二人の唾液を飲みこんだ。
そしてちゅっと音を立てて、ハナの唇から自分のそれを離した。
「…あっ…」
三成の唇が離れたことに寂しさを覚えて、ハナは小さく声を漏らした。
自分の口から発した言葉は、羞恥となって赤い頬をさらに上気させ、ハナは堪らず俯いた。
そんな様子を三成は愛しく見つめ、耳を覆う髪を掬い上げ、耳介にそっと口付けた。
「――ふっ・・・ゃんっ!」
「貴女の唇も、吐息も声も、とても甘くて美味しいです。ハナ様は甘味だったのですね」
耳元でそっと優しく囁かれ、その吐息がハナの耳を妖しく犯していく。
口付けだけで、耳で囁かれるだけで、内なる熱はどうしようもないほど煽られる。