▽▲ 大人ノ玩具箱 ▲▽【イケメン戦国】(R18)
第15章 ▲月華美人▽ *明智光秀* -陸-
男の後ろ姿が見えているのに、その背中を透かして、はち切れんばかりに猛り反り立つ熱杭がハナの蜜口に擦り付けられていくのを見ていた。
途端に、ハナの顔が甘く蕩けて、さらに求めるように身をくねらせる。
亀頭が、ハナの割れ目を割きながら、蜜壺の中に飲み込まれていった。
ハナが快楽にその身を反らす。
白い喉を見せつけながら、男のモノを受け入れていた。
二人はなお激しく求めあい、褥の上で一つに溶けあっていった。
褥の上で、二人の姿態が妖しく揺れる。
ハナの表情は、快楽に頬を上気させながらも、涙に濡れていた。
(そんな顔しか…知らないからな…)
目の奥に浮かぶ二人の動きに合わせ、右手が上下に扱く。
右手が動きだした途端に、脳裏の二人の動きがいよいよ激しくなる。
ハナの躰は、さぞ美味だろう。
ハナの両足を抑え込み、大きく足を開かせて浅ましく何度もハナを穿つ男の後ろ姿に問いかける。
腰を揺らす男の顔が、こちらを向いた。
それは、己の顔だった。
情欲に身をまかせ、ハナを獣のように貪り貫く己の姿に、右手の中で熱塊が一段と歓喜して、コプリと先から露を零した。
その露を指に絡めて、熱く猛る杭に塗り付け、なお擦り上げていく。
腰を振る己の動きに合わせて、熱をきつく握りしめて激しく上下にしごく。
「…はっぁあ…っ」
下腹を高く逸らしながら擦りあげ、亀頭を指でかりっと弾いた瞬間に、その先端から白濁したものが噴出した。
白濁が右手にも飛び散り、汚していった。
ぐったりと、体を大岩に預け、凭れる。
力なく垂れた右手は、池の中へとぼちゃりと落ちた。
その手に零れた白濁が、池の中で霧散していくのをぼんやりと眺めていた。
徐々に薄く溶けていく己の欲望の先に、月が、水面に揺れていた。
消えたはずのハナの香りが、濡れた声が、水面の月からなお漂っていた。