▽▲ 大人ノ玩具箱 ▲▽【イケメン戦国】(R18)
第15章 ▲月華美人▽ *明智光秀* -陸-
その時、光秀の目が廊下へと続く障子を見た。
僅かに障子が開いていた。
銀髪の下、光秀の瞳が隠れる。
その唇が、自虐的に笑みを浮かべた。
「――ぁっ…ぃやぁ…っ!」
光秀の手に踊らされ、ハナは手で口を覆い、声を堪えていた。
顔を朱に染め、頬に涙を落す瞳を固く閉じ…
いつの間にか、ハナの足は羞恥を忘れて大きく開き、光秀の指を求めるように揺れていた。
応えるように、指を深く差しこみ、ハナの奥を深く抉るように刺激してやる。
ハナの中はひどく熱をもち、いつの間にか、蜜が溢れるほどに満ちていた。
ゆるゆると抜き差しを繰り返す弱い刺激にも、その内壁がビクビクと痙攣するように震えだした。
そっと、光秀は指を引き抜いた。
「――っゃあ!んっ…ぁあ、まだっ…っ」
強請るような、甘い甘い、ハナの声が追いかける。
光秀の指は、その声を楽しむように、蜜壺の縁をなぞって秘丘をきゅっと摘まむ。
それだけで、ハナの顔が天を向いて躰を震わせた。
指は再び、坩堝の中へとつぷりと埋め込まれ、ゆっくり奥へと進入しては、抜き出す動きを繰り返していた。
「…ぃっつひ…でさ…っぁぅ…もう…っ!」
光秀の口唇が、妖艶に弧を描く。
その口元が、ハナの耳元に微かに触れた。
舌先が、ハナの耳介をちろりと舐める。
ハナの躰がビクリと震え、いやらしく濡れた口唇から再び甘い吐息が漏れた。
「役に立つのだったな…では、試されろ」
「…な、にを…っ?」
「今、外の廊下に男がいる…」
ひゅっと、ハナの喉がなった。
その耳元へ、光秀の声が追い打ちをかける。
「お前のその声、その姿…さぞや、疼いていることだろう…」
ハナの声が、苦しげに懇願する。
「…光秀、さん…いや――っ」
「――抱かれてやれ」