▽▲ 大人ノ玩具箱 ▲▽【イケメン戦国】(R18)
第10章 ▲月華美人▽ *明智光秀* -壱-
「…ぃっつひ…でさ…っぁぅ…も、もう…っ!」
光秀の口唇が、妖艶に弧を描く。
その口元が、ハナの耳元に微かに触れる。
舌先が、ハナの耳介をちろりと舐める。
ハナの躰がビクリと震え、いやらしく濡れた口唇から再び甘い吐息が漏れた。
光秀の口唇が、ハナの耳元で何かを囁く。
途端に、ハナの瞳が見開かれ、苦し気に揺れた。
瞳から、再び涙が溢れ零れた。
反らされた白い首筋に、光秀の紅い舌が這っていく。
拒むことなく、身を震わせてハナの口唇が熱い吐息を繰り返す。
着物の下の、光秀の左手と。
ハナの熱く秘めた場所を弄る、右手とが。
途端にその動きを早めて舞った。
「はっ…あぁあっやぁっ!!」
最早、声を堪える余裕もかなぐり捨てて。
ハナの口から、嬌声が迸る。
顔も躰も朱に染めて、光秀の手の動きに身を躍らせた。
「――はっ、はぁ…っ」
政宗の口からも、吐息が漏れる。
普段のハナからは想像だにしない、その姿態に、政宗自身はとうに、熱をもって持ち上がっていた。
手が伸びかけては、自制しその手を振り下ろす。
しかし、視線は部屋の中から逸らせなかった。