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▽▲ 大人ノ玩具箱 ▲▽【イケメン戦国】(R18)

第3章 ▼華ニハ蜜ヲ△ *石田三成ルート*





「…な、くん……みーつーなーりーくーーーーんっ!!」



「…え?ハナ様?」

耳元で聞こえた大きな声で、三成はようやく本から目を上げた。
見ると、自分の横で太陽のように暖かな笑顔を浮かべたハナの顔があった。

「おはよう!三成くん」
「お早う…ございます…?―――…え?もう夜が明けたのですか?」

ハナ越しに襖の外をみると、確かに朝日が見て取れた。

「あぁ、またやってしまいましたっ…どうも、本を見ていると時が経つのを忘れてしまって―――っぅわ!?」
「三成くん!?」

立ち上がろうとした三成の視界がぐらりと歪み、体が前へ傾ぐ。
ハナは咄嗟に両手で三成の体を支え、三成もハナの肩を掻き抱くようにしがみついた。


「んっ……!」


三成の唇が、掠るようにハナの首筋に触れた―――その瞬間。



――― ッドクン



「え……?」

ハナの心臓が、不自然に高鳴った。
次いで、三成の唇が触れた箇所から、じわりと熱が広がっていくのを感じた。

三成は、ハナの肩に頭を預けるようにして静かに呼吸を繰り返し、やがて深く吐息を漏らした。
その熱い吐息がハナの体に溶け込む錯覚を起こし、なお鼓動を激しくする。


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