第7章 ▼華ニハ蜜ヲ△　＊明智光秀ルート＊

顔をあげ、ハナを再び、上から見下ろした。



「ハナ…お前の口から望んでみろ。俺のモノが欲しくはないか？」

しかし、そんな光秀を、ハナは怯えた表情で見返した。

「…いや、です…」
「…何だと？」

ハナを見下ろしたまま、光秀が小首を傾げ、怪訝気に尋ねる。

「今の…光秀さんには…嫌、です！離してっ！！」

ハナは光秀の体を押しやり、その下から逃れようと体を起こした。

「――っあ！」

しかし、それは光秀の腕によって容易に取り押さえられ、下半身を湯船の中へと引きずり込まれた。
湯船の縁に手をかけて、まるで光秀に腰を突き出すような恰好となっていた。



「今の俺とは…どういうことだ？」



静かな光秀の声が、ハナの耳元で囁かれる。
背中越しに光秀の鼓動を感じる。
それは先ほどと同じように、速く、暖かい。



ひゅっと、ハナの喉がなった。


「なぜ、逃げようとする？」
「――やっ…やめ、て…っ」

熱く熟れたハナの秘所に、光秀の固くそそり立つ物の先端が触れる。
ハナの秘所から溢れる蜜を、自身に塗り付けていく。

「俺を好いているのではなかったのか？」
「――私が好きなのは貴方じゃないっ！」

俯いたままのハナの泣き声が、光秀の耳をついた。







「…今の貴方は…紅蜜華です…っ」