• テキストサイズ

▽▲ 大人ノ玩具箱 ▲▽【イケメン戦国】(R18)

第7章 ▼華ニハ蜜ヲ△ *明智光秀ルート*





果てたハナの躰から、甘い香りが立ち上る。



それまでも薫っていたそれが、ハナの絶頂とともに蓋を開けたがごとく溢れかえった。
その薫りに、軽い眩暈を覚える。



「……ハナ……っ」



自分の胸元で、ハナは荒い呼吸を繰り返している。
名を呼ぶ声に、弱々しくも視線を向けて見つめ返した。

「光秀さん…?」

その唇に、眼が吸い寄せられる。










    ホ


      シ


  イ










――よせ、やめろ…



頭の中で、己の言葉が反響する。

やめろとは…誰に向けて言っている?

思い出したかのように、己の腕が、抱きしめるハナの躰の柔らかさを伝えてくる。



 その体温を。

 その吐息を。

 その瞳の輝きを。

 その髪の艶やかさを。


 その、柔な手が触れた時の、昂ぶりを――



「―――っ!」

ハナの手の感触が蘇った途端。
光秀の中心が、ぞっとするほどの疼きを生み出す。



「――はっ!…ぁ…はぁっ」



呼吸が、乱れる。

抱きしめるハナの躰から、そっと己の腰を引き離した。
光秀のそれは悍ましいほどそそり立ち、揺蕩う湯着が触れる刺激にも歓喜の露を絶えず零した。



――これほどの、効用が現れるとは…



少なからず、甘く見ていた自分に思わず苦笑する。
自分の本懐が、見えなくなりそうだ。










      ノ


   ゾ

 
    メ










――頭に、雑音が響く。









/ 292ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp