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第7章 ▼華ニハ蜜ヲ△ *明智光秀ルート*
胸元に顔を寄せたハナの背中に、光秀の両の腕が回される。
僅かに腕に力を入れて抱き寄せれば、光秀の胸元にハナの甘い吐息をふっと感じた。
抱き寄せたまま、その体を湯に沈める。
水面の下、ハナのすらりと伸びた白い脚が、揺蕩う湯着の合間にゆらゆらと見え隠れする。
その足に、光秀の手が触れる。
触れた瞬間、ハナの躰がびくりと震えた。
「お前の躰は、美しいな…」
光秀の唇が耳介を擽り、甘い囁き声を注ぐ。
その手はハナの内腿を優しくたどり、やがてその中心を探るようにそっと触れた。
「――やっ…ぁんぅ!」
光秀の肌に、ハナのか弱い手が縋りつく。
しかし湯に濡れた肌にその手は滑り、ハナの躰が湯に沈みかけるのを、光秀の腕が抱き留めた。
「あ…ぷっ…?」
顔が湯に沈まぬよう、湯船の底へ延ばしたハナの手が、湯着越しに何かに触れた。
それは硬くそそり立ち、ばねのように、ハナの手を押し返して…
「――っ!」
耳元で、光秀が小さく息を飲む音を聞く。
――そこでようやく、気が付いた。
手に触れるそれは、光秀の――
しかし、ハナの手は光秀の手に掴まれ、そのまま光秀に背を向ける様に躰の向きを反転させられた。
背中に光秀の胸板を感じ、ハナの心臓が一際大きく鼓動を鳴らす。
「み…光秀、さん…今の…」
「悪い子にはお仕置きが必要だな、ハナ…」
子どもを窘めるような口調だが、ひどく妖艶な声音がハナの耳元を犯す。
「お前はただ、俺を感じていれば良い」
「や―――っ!?」
先程までの労わるような触れ方から一変し、光秀の手が荒々しくハナの胸を掴み、揉みしだく。
もう一方の手が、性急にハナの中心へ指を這わせ、その首筋に、光秀が甘く、歯をたてた。
そのどれもが、ハナに僅かな痛みを伴う甘い熱を与えていった。