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第7章 ▼華ニハ蜜ヲ△ *明智光秀ルート*
ハナの目の前で、光秀が湯着の帯を解く。
袷を開き、胸を開けさせ、肩を露わにすると、湯着は湯の中に静かに舞った。
その仕草の全てが、扇情的にハナの心を乱していく。
鍛え上げられ、引き締まったその身体の全てが、ハナの前に晒された。
その体から目が離せずに、呼吸を忘れて見つめるハナを、光秀が小さく笑う。
「お前に俺は、どう見える?」
「―――綺麗だな…と思いました」
光秀の体は湯に濡れ、その白い肌は、陶磁器のように艶を放っていた。
まるで、作り物のようだ…と、ハナは思った。
「それは、光栄だが…」
ハナの頬に手を当て、光秀が珍しく苦笑を浮かべて見せた。
「わかっているのか?…それとも、呆けているのか?」
耳にかかった濡れ髪をそっとかき上げ、光秀の唇がハナの耳介に口付けを落とす。
「―――っ!」
ハナの唇から、僅かな吐息が漏れる。
その身を僅かに震わせていた。
「俺はお前を、手篭にしようと言っているのだが?」
「…ずるい、言い方はやめてくださいっ」
震える手で、ハナが光秀の心の臓の上に触れる。
力強い鼓動をその掌に感じた。
「光秀さん…私は―――っ?」
光秀の掌が、ハナの口を覆いその言葉を塞いでしまった。
掌越しに、光秀の口付けが落ちる。
「…その先は、黙っていろ…ハナ」