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▽▲ 大人ノ玩具箱 ▲▽【イケメン戦国】(R18)

第7章 ▼華ニハ蜜ヲ△ *明智光秀ルート*





「…お前は、家康から聞いているか?」



頬に当てたハナの手に光秀の手が重ねられ、そっと握りしめられる。
その手は、ひどく温かい。

「何を、でしょうか…」
「紅蜜華を、その身体から除く方法だ」

黄金色の瞳を妖艶に細め、ハナの顔を覗き込む。
その瞳に魅せられて、ハナは声も出せず、ただ、頭を振って見せた。

「簡単なことだ……気をやり、その身から熱とともに香りを揮発させてやれば良い」



―――ちゃぷん。



光秀もまた湯船に入り、ハナの腰を抱き寄せた。
握りしめたハナの手を口元へ近づけて、見せつけるように手の甲に口付けを落とす。



「―――光秀、さんっ?」



――― ドクドクドクドクッ



手の甲から、耐えがたい痺れと熱が全身へ広がっていく。

「その毒、俺が除いてやろう…」

手の甲に唇を触れ合わせたまま、光秀が囁く。
黄金の瞳が、ほくそ笑む。

それは甘くも冷たい光を秘めて、ハナの思考を満たしていった。









「黙って、俺を感じていろ―――ハナ」









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