▽▲ 大人ノ玩具箱 ▲▽【イケメン戦国】(R18)
第6章 ▼華ニハ蜜ヲ△ *伊達政宗ルート*
「……俺の着物、脱がせてくれるか?」
「え…?」
「ヤられるばかりは嫌なんだろ?だったらお前も、ヤり返してみろ」
にやっと悪戯交じりの笑みを向けられ、ハナもつられて、笑みが零れた。
「もうっ…政宗が言うと、なんで違う意味に聞こえるの…」
言い返しつつ、その手を政宗の片羽織にかける。
―――帯を解き、それから袴の紐を―――
―――直垂の袷を開いていく―――
脱がせる間、政宗はハナの行為のひとつひとつを、楽し気に眺めていた。
その視線を感じ、ハナの躰がますます熱を帯びていく。
着物をすべて脱がせ終えた政宗を、ハナが恥ずかしそうに見上げて言った。
「…政宗、終わった、よ?」
「いや、まだだ」
「え?」
政宗は右手で自分の眼帯をとんとんと叩いて見せた。
「まだ、これが残ってる」
「あ―――…」
「気分のいいもんじゃねぇけどな…怖いか?」
「―――怖くないよ…政宗なら」
政宗の正面に向かい、両手を政宗の後頭に回す。
政宗の頭を抱きしめるような形で、ハナの手が眼帯の紐を解く。
右目から眼帯を外すと、その下から痛々しい刀傷が覗いた。
その傷に、ハナはそっと口付けた。