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【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】
第92章 それが例え間違いでも
れい。
れい。
口にすればそれが私にとって、どれだけ大切だったのかわかる。
呼びたかった名前。
ふるやれい。
でも、それは、誰?
浮かぶ顔は安室さんだけど、それならなぜ、安室透という存在は、何者なの。
わからない。
わからないけど、……
沈む。
沈む暗い中。
四人の男の人の姿が浮かぶ。
水面に揺れるように、手を伸ばせば消えて。
〝ゼロを、よろしくな〟
ゼロ。
れい。
れい。
だいすきな、
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