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【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】

第88章 「「愛してる」」


「言う…っ、言うから…! 言うからやめて…っ!!」

ショーツに手をかけられて、声を上げたら、零の手が止まった。

「……零と行きたかった場所は、零と永遠を誓う場所。古びた小さな教会があってね、……そこで、零に誓いたかったの」

内緒にしたかった。
驚いた顔を見たかった。
……こんな、こんなところで見たかったわけじゃない。

「私は、……零の言う通り隠し事をしてる。だから、それを解決させたくて……隠したままじゃ、零に、誓えなくて」

ごめんなさい、と視界が歪んだ。

「誓いたくなかったんだろ」

冷たい声が、向けられて。

「○○はいつだってそうだ。流されて、泣いて、許しを求めて……俺はそれを許して。愛して、愛して愛して愛して。……一緒に暮らせば、少しはマシになると思ったんだ」

変わらなかったな、と。
そう、突き放す言葉と共に零が膝を割った。

「や…っ、やだ…やだっ、やだやだやだ…!!」

目を合わせながら、舌を伸ばして、ショーツの上から蜜口の蕾をひと舐めされて、両手で口を抑えた。
声が溢れるのを、堪えるしかできなくて。
じゅっ、と吸い上げられると唾液と、愛液でショーツが濡れるのがわかって。
口を離した零が指の腹でショーツ越しに膨れる陰核を押しつぶす。ぐりぐりと、強い快感に歯を食いしばった。

「すごいな。……少し触っただけでなんでも挿入ってしまいそうなくらい濡れてる」

そんなわけない、と言えないのが悔しかった。
濡れてる。
とても、とても濡れてる。

「俺もおかしいよな。……頭の中がぐちゃぐちゃなのに、勃起してるんだ。前も、○○を憎いと思っても、それすら超えるくらい愛しくて、……なんでも良いから、欲しくなる」

陰核を指でくりくりと捏ねられて、気持ち良いと、頭の中がそれでいっぱいになりそうになる。
なんでも良いから、零が欲しくなる。

「すごいな。……お漏らししたみたいに濡れてる」

気持ち良い。
気持ち良い。

「外だからな。……そのまま声を堪えてろ」

ああ、うん。
そうだよ。
車の中、と言っても。
ドアは開きっぱなしだし、いつ誰が来てもおかしくないのに。
零がベルトを外し、ジッパーをおろして、前を開く。
陰茎を取り出して固く勃起したその熱を、ショーツの上からぐりぐりと押しつけた。


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