【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】
第82章 甘い生活
舌を絡めて、熱が止まらない。
イきながら動いたせいで、言葉が出ない。
乱れた息が整って、しばらく経てば零の手が髪を撫でた。
「んっ、…零…気持ちよかった?」
「……当然だ」
零が腰をずらし、抜こうとするから引き寄せた。
どうかしたのか、と言いた気な零に首を振った。
「もう、少し……こうしてたい」
「……5分だけな」
荷物まとめないといけないから、と付け加える零に頷いた。
見上げた零が、優しい表情をしていて目を瞑れば口づけをされる。
幸せで…零の腕の中が…堪らなく心を満たす。
「ねぇ、零…」
「ん?」
「早く荷物まとめ終えたら、…もう一回シたい」
「ほんっと、……淫乱だよな」
「やっ、ぁんっ…!」
グンッ、とナカを突かれて…声が漏れる。
「っ、ぁっ、…!」
「…イイ声」
あいつらに聞かせたい、と…誰のことを言ってるのか。
「れ、い…っ、シようよ…っ」
「後でな」
胸の突起を摘まれて、零が口付けてくるから体が疼く。
ずるっ、と抜かれた陰茎から吐き出したものが蜜口から溢れ出す。
「……ここは、落ち着かない」
「ふふっ…確かに」
自分の家なのに、透さんの家が落ち着く。
「シャワー、浴びる?」
「…軽く。○○も入るだろ?」
「零と別なら」
「ははっ、そうだな」
思わず笑ってしまう零が可愛くて。
「すぐ戻るから、俺が上がったら入って来いよ」
「うん……零、好き」
「…あぁ」
額にキスをされて零が浴室に向かう。
気怠ささえも心地良かったけど、そろそろ動かないとと諦め半分で上半身を起こせば、いつの間につけたのか胸元に赤い痕。
「………全身、つけてくれたら良いのに」
「いいのか?」
声に慌てて顔を上げれば腰にタオルを巻きながら髪を拭く零がいて。
「早っ」
「時間がなくなるからな」
帰ってお前を抱く、と付け加えた零の顔は笑っていた。
「…なんか、やっと零との時間が戻ってきた気がする」
「なに言ってんだか」
「言葉の通りです!」
立ち上がって零に口づけて浴室に走れば、胸が温かくなった。
→