第73章 同じ気持ち※裏

快感を感じるたびに、少しだけ体に力が入って…痛みと快楽が走る。
変な感覚。蜜口から吸い上げる音。
なんでこんなに…感じやすいんだろう。
シャワーくらいって気持ちが強い。
恥ずかしくて、…いつもと違くて、苦しい。

「…○○？」

声を無意識で我慢していたせいで…零が私の顔色を確認する。
…零の本音が読めなくて。

「俺に触られるの、嫌か？」
「っ…そんなこと、言ってない…！」
「抱かれたくないか？」

そんなこと、言ってない。

「待って…っ、零…だめっ」
「…他の男に抱かれたくせに」

やだ。嫌だよ。蜜口に陰茎を押し当てて、零が…

「零…っ、やだ…やだっ…！」

零が、挿入ってきた。

「んううぅ…ッッ」

痛い。膣内じゃなくて、体が。
それでも私の体を気にしてるのか、激しくではなくゆっくりと陰茎を出し入れする零。
気持ち良いのに、…痛い。

「…はっ…」

零が、気持ち良いなら…そう思うのに、零は傷ついた顔をしてて。
どうしたら良い。どうしたら…せめて、零が

「○○…」

あぁ、そっか…

「零…っ、…キス…して？…ゆっくり…してほしい」

私と同じなんだ。

「…零、…ちょっと…体痛いから…っ、ゆっくり…ね？」
「ッ…あぁ、…ごめん…」

零が気持ち良くないと嫌だって思うのと同じで。
零も、私が気持ち良くないとダメなんだ。

「ンぁっ…ぁっ、…！」
「○○…っ…好きだ…」

キスをしながら、零がゆっくりゆっくりと…膣内を突く。
本当は滅茶苦茶に奥を突いてほしいのに。

「れい…っ、…きもちっ…！」
「っ…○○…っ…」

気持ち良い。…零とキスをしながら、ゆっくりだけど…陰核を指で触られて。

「れ…っ、痛い…やだっ…怖…！！」

気持ち良すぎて、体に力が入って、涙が流れて。

「…○○…悪いっ…無理して…っ…」

零がイきそうなんだって伝わって…頷いた。
体が痛いのに、快感が襲ってきて…頭がおかしい。
…零と、キスをしながら、激しくなる快感に…

「零が、…好き…っ！」

貴方じゃないと嫌なんだ。
貴方じゃないと…貴方がいないと。
だから、二度と…言わないで。

私から貴方を…奪わないで。
必ず帰ってくると言って。

零が白濁を…膣内に放つ。
零が達してくれた。
それが、いつも以上に嬉しかった。



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