【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】
第69章 油断※裏
「……○○さん、少し厳しい言い方をしてしまいましたね」
俯いて無言になる私に、沈黙を切ったのは沖矢さん。
「自分が、…情けなくて。最近、ずっと…零は、私を甘やかしてくれてたから…私もそれに、甘えてて…公安で仕事してる時に、バーボンの名前は確かに見ましたけど…それでも毎日話に上がるのは、降谷さんだったから…」
どこかで、もう私には関係ないと思っていたのかもしれない。
ノックリストの件だって…私は、実際の何かに加わることもないだろうから。
いつだって私は…零の足を
「…そうやってすぐに泣くから、きっと彼は何も言わないのでしょうね」
泣きたくて泣いてるわけじゃない。
悔しすぎて。
情けなくて。
零の足を引っ張ってるのが、嫌すぎて。
泣き止んで下さい、と気づけば沖矢さんは隣に座っていてハンカチを差し出して…見上げて目があって…キスをした。
どっちから、なんて分からない。
これだから…嫌なんだ。
そっと布上から胸元へ触れてくる沖矢さんの手を掴んで服の中に誘った。
直接、触って欲しかった。
これは完全に浮気で。
これは完全に裏切りで。
沖矢さんは、流されたい私の気持ちを察してる。
ベッドへ寝かされて、寝室以外の部屋の電気が消える。
寝室の電気は付けっ放しで…すべてが、はっきり見えるのはやめてほしい。
服を脱がされて、沖矢さんも…服を脱いでいく。
…初めて、沖矢さんが私の前で全てを脱いだ。隠す必要はないんだけど…その首元のチョーカーに、触れる。
「…興味がおありで?」
「…あまり」
初めて、肌をぴったりとくっつけた。
どうして今更こんなことをするのかなんて…分からなかったけど。
ショーツの上から、指をなぞられて…濡れている、と指摘された。
「…もしかして、溜まってました?」
「…うるさい、です…早くスるならシて…」
「流されやすい日だと思いましたが……貴女の彼氏さんは本当に大変ですね」
同情しますよ、と言われて…そんなの、私が一番今情けなくなってることなのに。
「あぁ、盗聴器のことじゃなくて……貴女の感じやすい体のことです」
「んぁっ…ぁっ…舐め、ないで…っ」
ショーツの上から、沖矢さんの頭が私のソコに埋もれる。
舌が熱い。
陰核を布越しに舌を這わせられて…気持ち良いのに、もどかしい。
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