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【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】

第8章 壊れるくらいの※裏


お風呂上がり。
零がやりたい、と言い出すから私は子どものように零に髪を拭かれドライヤーで乾かされてる。

「零、ご飯何作る?」
「○○、お酒飲むか?」
「飲みたい!」

ではそれに合うものを、と言いながら首筋に口付けて痕がつかない程度に吸われる。
予想してなかった行為に、思わず耳につくような甘い声。

「…○○、勃ってる」

バスローブ上からでもわかる胸の突起の反応。
零が背後から指先で捏ねるように触れて首を振る。

「まだ痛い?」
「…痛く、ない…やらしい気持ちになるから…やだ」
「ごめん、触りたくなった」

親指と人差し指の腹で、摘まられればバスローブ上からもまた分かりすぎるほど主張していて。
快感は下半身を疼かせる。
膣内がキュッ、と締まり濡れる感覚が…

「あーー……悪い」

胸元から指が離れたかと思うと抱き締められた。
謝ってばかりの私たちに、少しだけ微笑ましく思う自分がいて。

「…零、いいよ…?いまでも」
「…だめ」

セーブする自信がないから、なんて。
一層強く抱きしめられて、零が深呼吸して離れた。

「○○、お酒は何が?」
「あー、頂き物の赤ワインとウイスキーが。他に必要なら買ってくるよ」
「ウイスキー飲むんだな」
「うん、バーボンが好き。零は?」

仕舞っていた赤ワインと、開封しているウイスキーを取り出してテーブルに置く。

「○○…危険なところに足を踏み入れようとするなよ?」

零が、何故か真面目な顔してて。

「え、うん…わかった」

どうしたの、なんて聞き返して良い雰囲気じゃなかったから素直に頷いた。元々そういうのに関わらないようにしてきてるし、深追いもしないって思ってる。

「今日はワインにしよう」
「はーい」

たくさん零と触れ合ったのに、まだ夕方過ぎ。
零とこんな風に過ごせるのは嬉しくて。

「あ、それなら生ハムとチーズあるよ」
「今朝も思ったけどちゃんと栄養考えて」
「零がお嫁さんに来てくれれば大丈夫」

冷蔵庫にあるのが、食事向けではないのは自覚ある。お酒に合う軽食ならいつだって用意できる。

「なんで僕がお嫁さんなんだ」
「だって良い奥さんになりそう」

誰が、と苦笑いされて。
適当に作るからとキッチンに立つ零の背中を、ワインを飲みながら見つめることにした。



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