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【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】

第62章 譲れない想い


リップ音を立てながらキスをして…抱きしめあった。
触れるだけのキスはどこまでも愛おしくて。

「…零……もう、戻る準備…しなきゃ」
「そうだな…」

濡れる髪に零が口付けて…顔中に落とされる甘すぎるキス。

「……昼食とってから行こうな」
「零のご飯…」

零の美味しい料理を思い出して…お腹がぐぅ、と空腹を訴える音が鳴って……笑われた。

「…あー…可愛すぎて勃った」
「は…?」
「触る?」
「…っ…さわっ…」

零の興奮したツボがわからない。
私の右手を捕らえて、零の下半身に…零の手と一緒に重ねられて。
熱くて大きな陰茎が…欲しく、なる。

「…○○、抱きたいところですが昼食取れなくなるのでキスしませんか」
「………イかすつもりでしょ」
「しませんよ。…我慢して我慢して、僕のこと欲しくて堪らないって○○に言われるのが好きなので」

唇に触れるだけのキス。
それでも、それ以上を期待して手の中の熱い陰茎に思わず力が入って、零の熱い吐息が漏れる。…もっと、触りたい。
その手を動かそうとすれば、掴まれて。
腹部に、陰茎を擦り付けられる。

「………○○、今夜寝かせられるか分かりません」
「寝なくて平気…それが、…欲しい」

腹部を擦る陰茎の熱に、蜜口が濡れていくのがわかる。

「昼食、取りましょうか」
「……うん」

舐めたい。
触りたい。
…せめて零だけでも、イかせたい。
口なら、と卑猥なことしか考えられない自分の脳内に溜息を吐いて。
零が下着を履いて、キッチンに向かう。
……そっと蜜口に触れると、糸を引くほど濡れていて。

「我慢…」

少しだけ。
…少し、だけ。
救った愛液で濡れた指先で…陰核に触れると、痺れるような快感。

「…○○。ヒトリでされるなら、僕の見えるところでお願いします」

いつの間にそこにいるのか、部屋の入り口で腕を組んで私を見ていた。

「っ…シて、ない!」
「クリ触ってる顔でしたよ?」
「…っ…着替える」
「シていいのに。僕の見えるところでなら」
「零がデキないからヤだ」
「…昼食、間も無くできるのでその顔洗って来てくださいね。…間違って抱いてしまうんで」

抱かれたい。

「欲求不満だよ…、零…全然足りない…っ」
「…頼むから…誘わないでください」

顔を真っ赤にさせた零が、目を逸らして。


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