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【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】

第7章 初めてのデート※裏



「○○、そういえばお風呂上がりバスローブ派なんですか?」
「ん?…あぁ、あれは頂き物だよ」

透さんの部屋着を探そうとお店を回って。
ペアのバスローブを眺めていた時。

「でも、ジャージとかよりワンピースやバスローブの方が好き」
「脱がしやす」
「透さん」

それ以上言ったら、と拳を見せてにっこり笑う。

「締め付けられてる感じ好きじゃないんだ」
「…まぁ、僕以外に見せないと約束してくださいね」
「約束できません。宅急便とかあるし」

可愛げない、と小さく聞こえるように言われて、べー、と舌を出す。

「透さんは?」
「…まぁ、そんなにこだわってないですね」
「お仕事大変だもんね」

こだわらないかぁ、と少し残念に思いながら。
ルームウェアとペアのバスローブ、下着とインナー、ワイシャツを購入した。
私服はそのうち増えてくだろうし、仕事の時に必要なものがあれば何かあった時に泊まっていける。
そんな考えを思い浮かべて透さんの顔を見上げてサングラスの隙間から見える瞳。

「あ」

私この人のこと、好きだ。
優しい瞳を向けてくれる透さんに改めて感じる好きの感情。

「どうかした?」
「ううん、なんでもない」

買い物袋を当たり前のように持ってくれる透さん。
その腕に抱きついて首を振る。

「透さん、わがまま言っていい?」

はい、と優しい声音。

「今夜は透さんのご飯が食べたい」
「……では、僕からも」

早く帰って抱きたい、と耳元で囁かれて。
小さく頷いた。



手を繋いで、指を絡めて。車に乗り込んではキスをして。
座席を倒してもっと深く、キスを交わした。
舌を絡めて指を絡めて。
息継ぎのタイミングが、わからなくなるほど夢中に。
唾液が糸を引いて、ゆっくり唇が離れる。

「……はぁ、…はぁ、っ、苦しい…」
「…ヤラしい顔してる」
「…零だって、…ヤラしい、キスしたの…そっち」
「その名で今日呼んだら罰ゲーム」

急に言われてまた唇を奪われる。
苦しいけれどそれ以上に気持ちが良い口付け。
キスだけで脳まで突き抜けそうな快感に、透さんの首に腕を回して、苦しいのに、気持ちいい。
舌先を強く吸われて…透さんの手が、そっと胸の突起を摘んだ。その瞬間、突き抜ける快感に達していて…
それが透さんに見透かされて、嬉しそうに笑われた。



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