【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】
第54章 あの日を思い出して※裏
玄関で四つん這いに床へ手をついて、ショーツを切られた。
破ったストッキングと、切られたショーツ。
陰茎が…擦り付けられて挿入ってきた。
動物みたいで、この格好は…好きじゃない。
ベッドに行きたかったのに。
零が腰をぶつけて、奥を突くから…すごく、気持ちよくて。
「○○…っ、○○」
胸を揉まれて、乱暴なのに…すごく優しくて。
「○○…っ、愛してる…」
愛してる、と耳朶を舐めながら…甘く囁くから、泣けてきて。
あの日の零の傷つく声が…耳に残って。
でも…零も同じだった。
私だけじゃなかった。
思い出すと苦しいのは…
「追いかけなくて…ごめんな…」
零が、愛の言葉の合間に…挟んだ謝罪。
あの日、零だって…
「…○○、愛してる」
挿入しながらベッドに運ばれて、上半身を脱がされて…すごく、何も言えない格好で。
零はジャケットを脱いでネクタイを外しながら笑う。
「また、締め付けた…っ」
「…零…ッ、もっと…シたい…っ」
「…○○、…愛してる」
「私も…っ、愛して、る…ンッ…」
向き合いながら、何度も突いて。
ストッキングがヤらしいと楽しげに笑う零が…愛おしくて。
…首元にかけている指輪が揺れる。
零が切なげに笑って…
「…ナカ…ごめん」
なんで謝るのか、分からなくて…
ナカにたくさん欲しいのに。
もっと零が欲しいのに。
…いつから、避妊具をつけなくなったんだろう。
零がそれを気にしたことに気づいて…
快楽の中、そんなこと考えて欲しくなくて。
「いいから…っ…零、私だけ見て…っ」
キスをしながら目が合えば…零が、優しく笑って。
私は…なんだって良い。
零がそばにいて、笑って…
そんな私を、零は気にしてくれるのだろうけど。
…それなら、私から離れないで私を離さないでそばにいてくれれば…
いつかの未来のために、私は生きることができる。
重ねて迎えた絶頂に、零と私は笑って…
ストッキングとスカートを脱がされた。
ショーツを切られたことに対しては流石に怒ったけど、興奮したからなんてしれっと答える零を睨んで…
気持ちが落ち着いて、シャワーを二人で浴びて…久しぶりに着るお揃いのバスローブに…指輪からチェーンを外して、…指輪の交換のように、それぞれの指に嵌めては…笑顔が止まらなかった。
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