【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】
第53章 報告※裏
目覚めて…時計を確認した。
3時59分。
お互いの家に帰る時間を含めると、そろそろ起きないと、と思いながら目の前の温もりに抱きついた。
それと同時にアラームがなる零の携帯。…不満、だった。
「○○…おはよう」
「…おはよう、零」
ぐっ、と腰を抱き寄せられて…朝の生理現象の零自身が、腹部にあたる。
「っ…零…シ、たいの?」
「…シたい」
「昨日たくさん、シたよ…?」
「だめか?」
あー、もう絶対寝ぼけてる。
掠れた声に言葉数少ない零に、それを確信して。
「……だめ」
「昨日の○○が…可愛すぎて、収まりそうにないのに?」
急に意地悪な声音になって…
「その気にさせようか?」
「っ…馬鹿っ…意地悪」
「はは、可愛い。…おはよう」
もう一度おはようと言われて、何だか全てが愛おしくなる。
「○○を抱きしめてると絶対収まらない自信があるけど、どうする」
「…シたら絶対私今日一日そのことしか考えなくなる」
「それは困るな」
小さな笑い声と、反して…可愛げのない下腹部を擦る零の陰茎。
…仕方ないなぁ、とそっと両手で触れると零が少し驚いた顔をして…キスをした。
零が手を重ねて…上下に扱く。
それだけなのに、陰茎から先走りが溢れて…潤滑が良くなる。
零の手と重ねて、触ってるだけなのに…濡れてしまって。
零が気持ちよさそうに顔を歪めて…
「○○…っ…挿入れたい」
そんな風に求めてくるから…零に跨って、自ら挿入れた。
朝からまたワンラウンド。
早くしないと家に帰って…準備だってあるのに。
零が達して、ナカにまた吐き出したその熱が…
私をまた、満たすんだ。
自身を抜いた直後にシャワーは一緒に入らない、チェックアウトまで触れるの禁止、と言い出した私に零は少し焦り気味で。
「○○、怒ってます?」
「…怒ってない…けど、触るのは禁止!」
「抱きしめたい」
「えっちな零の言うことは!信じられません!」
「…どっちがエッチだよ」
誘ったのは私だと言ってきて…
そんなの理不尽だと言えば触れずに零が耳元で
「抱かれてる時の自分の顔…ちゃんと見ただろ?」
息を吹きかけられて…
本当…零の全てが、私にとっての媚薬のようなもの。
「零の馬鹿!早く支度して!」
声を大きめに出すことで…なんとか、理性を保った。
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