• テキストサイズ

【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】

第31章 傍に


行為を終え…体を洗ってお風呂から上がった。
零に抱きついたままいれば離れないとご飯作れないと笑われて…それでも離れない私に諦めて笑い、そのまま料理を始めた。

「…れい…」
「ん?」
「……またえっちしよ」
「ふっ…いつ?今日?朝までか?」
「…っ…意地悪…っ!!」

クスクス笑われて、冗談だって後ろ手に頭を撫でられた。

「なぁ、邪魔」
「しーらない」

…零が包丁を使って、フライパンに火をかけて。
それでも離れない私に邪魔だと笑う。
なんだか…零と普通の恋人のようで。
幸せだなって……思った。


夜ご飯を食べ終えて、軽いストレッチを零が行なっていて、それを真似して隣で行う。

「…今日は甘えたい日なのか?」
「いつだって零に甘えたいよ」

嘘つき、とキスをされて。
胸元に痕をつけられた。

「…零?」
「……こんなんで虫除けになればいくらでもつけるんだけどな」

…零に向けられる独占欲に少しの違和感があって…

「…零は、他の人と…えっちするの」
「…ん?」
「誤魔化した…!」

零に向けられる愛情や独占欲…その上、沖矢さんとのことで…後回しになってしまったこと。

「零は…その顔で…っ、絶対絶対絶対絶対しちゃダメなんだから」
「…貴女はするのに?」
「…っ…」
「この話、…キリがないので、覚悟しててくださいね」

全部終わらせたら、とキスをされて。
…ベッドに寝かされて…

「………絶対、やめさせますから」

零が好き。
…その気持ちは、私に安心を与える。



キスをして抱きしめあって目を瞑る。
いつもの朝の時間になれば、零が目覚めていて。
トレーニング行けるか訊ねてきた。
私はそれに頷いて…

零と朝の時間を楽しんだ。
家を出て私は探偵事務所へ。零はポアロへ。
行ってきます、と腕を引かれお店前で頬にキスをされたところを…コナンくんに見られて、呆れ顔で「行ってきまーす」と前を通られて。

「っ…透さんっ!!!」

声を上げればご機嫌に店に入られて…
…ベルモットさんから連絡がきたのは探偵事務所にいる時で。

『明日20時、東都ホテル。部屋は着いたら案内をつけるわ』

…部屋番号は知らせない、か。
週末、と言われていたけれどそれが何曜日なのか聞いていれば少しは気が楽だったのかななんて。
夕方探偵事務所を終えて、ポアロを横目に…沖矢さんに連絡をいれた。


/ 687ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp