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【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】

第30章 調教(ver:沖矢)※裏


「夕飯、どうされますか?」

唇と体を離して…服を整えて。

「…透さん、帰ってくるって言ってたから…家に帰ります」

わかりました、とキッチンから冷たいお水を持ってきてくれて。

「喉も疲れてそうなので」

…喘ぎ声を指してることがわかれば恥ずかしくて。

「時間はありませんから…明日、また来れそうでしたらいらしてください」
「明日…」

探偵事務所の帰りになると思う、と付け加えて。
透さんがポアロにいなかったら、だけど。

「ベルモットから連絡があったら、必ず共有を…それから、念の為部屋に盗聴器がないかは毎日確認するように」
「…はい」
「用事がなくても…連絡ください」

不安になったら、と抱きしめられて。
…沖矢さんの腕の中は、零とは違うのに…どうしてか、零に似てる部分を探してしまう。

「家まで送りますよ」
「…大丈夫です、…彼に見つかったらややこしいので」

明日も来ます、と告げて…玄関に向かう。
…零以外の男の方に抱かれるのに、少しだけ慣れてしまって。少しだけ…泣きたくなって。

「あれ?○○姉ちゃん」
「…コナンくん」
「昴さんに用事?」

博士の家から出て来たタイミングと重なって。

「うん、少しね。コナンくんは?」
「昴さんからピンバッチもらった?」

私の質問には答えず。

「何をするのか教えてもらえてないけど……危ないことなら、○○さんには向いてないよ」

やめた方が良い、と。

「沖矢さんには…透さんの浮気調査に協力してもらってるのです!」
「へ」
「最近会う時間が減ったので、心配だなーって話をしてたら沖矢さんが手伝ってくれることになって」

はあ?と呆れ顔。

「だから、大丈夫だよ」

危ないことをしてるわけではない、と言って。

「ほどほどにね」
「透さんがモテるのが悪い」

ははは、とコナンくんは呆れていて。
…それでよかった。
コナンくんには…知られたくない。
先輩にも…
組織のことを、というより…
こんな乱れ汚れることを選んだ私のことを。



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