第3章 重なるカラダ※裏

強すぎる快楽に、零じゃないその口調に。
零だけど、意識しすぎた“安室透”の存在。

「こんなに真っ赤に腫らして、入り口は綺麗なピンクで……欲しい、欲しいって」

だから教えてください、と指を膣内に挿入されたのがわかる。
零の指を意識すれば膣内はキュッと締まって。

「何が欲しい…？○○の口から聞きたい」
「……零の、…零がここに、欲しい」

膝裏を自分で掴んで大きく開く。

「零…っ…挿れて…？」

こんなはしたない私を見て、興奮してくれないだろうか。
零が口付けながらベルトを外して、欲のこもった目で私を映す。

「…○○…、直接感じたい」
「零なら…嬉しい」

避妊具をつけない、その意味をその瞬間は理解したくなくて。
零が感じてる嫉妬の気持ちが伝わるのが嬉しくて。
何に嫉妬してるのか、わからなかったけど。
零は嫉妬してる。
こんなに求めてくれるのが嬉しくて。

「ッ…こんなに濡れてるのに…挿入れるのが、キツイ…」
「れい…きす、して…っ…」

零しか受け入れたことがないそこは、零自身が挿入ってくることを拒むことはない。
零が挿入ってくる。
零が苦しそうに口付けてきて。
何がそんなに苦しいのか、聞きたかったのに。

「ンァ…ぁぁ…ッ」

ズンッ、と一気に挿入ってくる零自身が体内を圧迫する。
零の顔が見たいのに、零をもっと感じていたいのに、それ以上に感じる強い快感と、違和感。
久しぶりのその行為は、怖くて。
零の背中にしがみついて、それ以上は嫌だと首を振り続けた。
そんな私に構わず、何度も何度も、奥を突いて。
零の汗が、頬に垂れる。

「れい…っ、気持ち…ィ…っ、奥ばっかりシちゃヤだぁっ…！」
「○○…っ、ココ、突いたらどうなる…？」
「ひッ…そ、こ…！零が、れいがキュッてなって…零…！」
「…彼氏もこんな○○を、抱いてるんだ」

何を言ったのか聞き取れなくて。
強い快楽は、何もかも思考を奪って。

「れい…っ、零…っ、零が」

好き。


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