【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】
第22章 与えられる優しさ※裏
達した後も、離れずにキスをした。
唇を離すのも惜しくて…何度も求める。
「れ、い…ありがと……たぶん、おちついた」
「……よかった」
中和剤の効き目がきたのか、それともイかされ続けたからなのか。
それは分からないけれど…
「○○…どうしてあんなことになった?」
「……ごめんなさい…正直、…わからない」
飲んでいたお酒に睡眠薬だろうか。
何かを仕込まれていて。
沖矢さんはそれに気づいて早めに一度帰り、…そしてまた助けに来てくれた。コナンくんと。
「意識を失って、目覚めたら……っ…」
仕事なのだから、きちんと伝えないといけない。
わかっているけれど…
「……風見に連絡を入れたのは、○○だよな?」
「風見さんに…?」
…記憶にないけれど、…そんなことをコナンくんが言ってた気がする。
「…はっきりとは覚えてないけど、…連絡入れないと、って…それで」
「安室の方に電話をかけたのは?」
コナンくんが降谷さんを知らないからです、なんて。
「…電話帳開いてすぐにあったのが、透さんの方だったから」
意識が明確ではなかったことを前提として言えば…辻褄が合わないことも、なんとかなった。
「……誰に、助けられた?」
「…わからない、…犯されてて…あまり、人の顔見れる状態じゃなかったから」
「…○○のその状態を除いて結果だけで言うなら、大成功だ…一週間の期日を半分以下で収めたんだから」
「…はい」
「○○のその状態は、結果で言えば最悪だ」
冷たい声音。
「…助けが来なかったら、あのまま未解決になっていたら…お前はどうなってた?」
風見さんからは現地に私がいないと言われ。
私からは公園にいると安室の方にメールが届いて。
「……どうして、現場で待てなかった?」
「…………っ見られたく、なかったから…風見さんに…他の人に、私を…」
「そのせいで…混乱したのは」
「わかってる…間違ってるのは、わかってる…ごめんなさい……」
次同じことがあったら、と言葉を続けると…頬を叩かれた。
「次は、無い」
傷ついているのは…私だけじゃない。
零の悔しくて悲しそうなその目。
「……殺したいと思った、…お前を無理矢理抱いた全員…」
強く強く抱きしめられて。
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