【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】
第22章 与えられる優しさ※裏
「あっ、…んァァッッ…!!」
「っ…締め付け最高だなっ…」
何度目だろう。気持ち良いとは思えないのに、何度も達して。
何度も、何度も…ナカに出されて。
「オーナー、この女…最上級ですよ」
「みてぇだな」
知らない男と…店長が精液に汚れる私を見下ろした。
「イイ顔だな」
絶望した私を、イヤらしい笑顔で見下ろして。
…たすけて。
零にはこんなところ見られたくない。
風見さんに見つかって幻滅されたくない。
そんな時に思い浮かんだのは…
昼間一緒にいた二人。
「や、だ…っ…助け、て」
これ以上私は…零以外に抱かれたくない。
「誰だ!?!?」
意識が飛びそうになる中、開かれた扉。
私に挿入しようとした男は倒れてきて。
「…遅くなりました」
「○○さん、大丈夫!?」
コナンくんと……沖矢さんだった。
振動が伝わる。……車だろうか。
目を開けると、運転席には沖矢さんがいて。
「…目が覚めましたか?」
「っ…どうして」
「沖矢さんの飲んでいたお酒のボトルに薬が入ってるって気づいて、…中和剤用意してたら遅くなった。ごめんなさい、○○さん」
後部座席から覗き込む少年の顔…
「コナンくん、…んっ…や」
ぼんやりとした意識の中、体が熱い。
「貴方に打たれた注射は、麻薬から媚薬にすり替えてますから…落ち着くまでこもっていてください」
あの場であった“命にかかわらない薬”がそれしかなかったのだと沖矢さんは謝る。
「…っ…家に…帰りたい」
「安室さんに電話したけど…出なくて、だから」
何とか堪えて、とコナンくんが心配していて。
「あの人たちは…?」
「今頃お店で気絶してる…“風見さん”にはちゃんと報告しておいたよ」
どうやって。私の携帯から…
「や…っ…きもち、悪…っ」
ドクン、と心臓が跳ねる感覚。
膣内にほしくて。欲しくて。
コナンくんの声が、顔が近くて…
キスをしようとした私を、沖矢さんが片腕で抑えた。
「……ボウヤは帰った方が良い」
「昴さん…早く安室さんのところに」
「その前にボウヤにまで襲いかねないからね」
抱かれたい。
…零に。
早く早く…
涙が溢れて。
こんな醜いところ誰にも見られたくない。
「…わかった…昴さん、○○さんのこと」
「頼まれたよ」
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