【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】
第18章 ご褒美と聞きたくない謝罪※裏
零は毎朝…私の家にいる時以外、トレーニングと言って隣町まで走って行っていて。
復帰の試験は、普通の試験は勿論…実施試験も含まれると零は言った。
渡された警察手帳は、零に預けた。
零に早朝トレーニングをお願いしたのは私で。
いつも零個人が行なっているメニューの半分からスタートをした。
「随分体力落ちたな」
「…うっさい」
「上司にその態度は何だ」
今はプライベート、と朝から毎日こんなことやってたのか、と土手に体を寝かせてトレーニングを続ける零を眺める。
「風見にクビにされるぞ」
「っ…それはやだ」
慌てて上半身を起こして腹筋をすれば、零は笑う。
「…○○なら大丈夫だ」
ご褒美、と額に口づけられると嬉しくて。
「…零、終わったら…またデートしよ」
「あぁ」
誰もいない時間、
誰もいないからこそ…
キスをして、目が合えばお互い笑い合う。
「零…」
「○○、欲求不満って顔に書いてる」
「ぅ…書いてない!」
嘘だった。
零とはそこで別れて、家に帰ってシャワー浴びて…疲れてるのに、零に触れられた体が覚えてる。
キスを思い出して、主張する胸の突起を捏ねながら…蜜口に指を挿入れる。
しばらく快感を求めてシていたけれど一人では達することもできず、中途半端に昂ぶった体に小さく溜息をついた。
終業前の時間になると、風見さんから今日の待ち合わせ場所の連絡が届く。
先輩にお疲れ様と告げ、待ち合わせ場所に向かう途中化粧室でスーツに着替え、メガネとマスクをつけて待ち合わせ場所に向かうのが日課。
「お疲れ様です、風見さん」
「…お疲れ様です」
「運転代わります」
「大丈夫です、貴女もお疲れでしょうから」
…立場は風見さんの方が上なのに、いつも気にかけてくださって。
風見さんが何をされてるのか、着いて習いレポートを翌日まであげるのが数日。一度だけ夜中、実際に現場に出るときには、左右に零と風見さんがいて。
家に帰ると倒れるように眠ってまた朝に出る。
最初のころ早朝家に入って起こしてくる零がいたけれど、最近では問題なく起きている。
二週間、その生活を続けた。
土曜日。
アポなしで風見さんが家に訪ねてきた。
…オフだと仰ってたのに相変わらずスーツ姿で。
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