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裏『探偵』αな女がΩの男達に求愛される話。

第12章 運命の番(3)…緑川景光>>2


「んっ、ふっ…はぁ…んんっ…ぁんっ…」
「はぁ、む…ぁ…んっ…」

ぴちゃ、くちゅ…といやらしい水音が重なり合う。ゆっくり唇を離して耳元でスコッチ、美味しい…ね?景光くん?そう言われた時にゾクゾクした。というか…今景光くんって言わなかったか?そう酸欠状態で必死に頭を回す。

「春枝、まさかとは思うが…酔ってるのか?」
「うーん?なんのこと?」
「ほろ酔いだもんな…元々そこまで強くないし」

苦笑いの俺に、春枝はソファーから一度降りるとズボンを脱がされた。上を着たまま下を履いていない状況がまた羞恥心を誘う。脱いで下着姿になる春枝はベタベタになった俺の下着を見下ろしてうっとりさせている。片手でエネマグラを触れて抜こうとしており、もう片方の手は破裂しそうなくらい勃起した俺の自身に触れていた。

「ぅ、あの…春枝、余り…見ないでくれっ…」
「凄いヌルヌル…エネマグラ、気持ちよかった?」
「っ、よ…良かった…ひっ!ま、待てっ!」
「んふふ…私も入れたくなっちゃった。いい?」
「んん゙!やめっ…駄目、抜くな、抜くな、抜くな、だめ…だぁああ゙!」

にゅぽんっ…と抜かれた瞬間目の前が真っ白になる。そしてびゅるりと勢い良く春枝の手の平や体に吐き出してしまった。すると手の平についた精液を舐め取り笑う。

「はぁっ…スコッチ、美味しい」
「ぅあっ…」

呆然と春枝を見上げていた俺はぶわっと恥ずかしさと興奮が入り交じり、Ωの匂いを溢れさせた。その匂いに興奮した春枝は愛おしげに俺を見下ろしてグッと挿入して来た。

「あぁっ…ん、ふっ…は、ぁっ…んん゙」
「凄い…ヌルヌルで気持ちいいっ」
「ぅ、ぐっ…んん、あぁ、んぁ、ひっ、ああ゙!」

逝ったばかりだというのに、春枝のセックスは相変わらず激しい。しかし優しく俺の事を気遣ってくれるのだ、それがまた病み付きになる。春枝の首へ両腕を回しぎゅっとしがみつく。

「春枝、春枝っ…ぃい…きもち、ぁあ゙んん゙」
「はっ…んぁ…景光くん、可愛い…もっと声を聞かせて?」
「ひっ!ぁあ…ぃく、またっ!」

俺の首筋に甘噛みするように春枝の唇が這う。気持ちよくて可笑しくなりそうだと春枝の熱に犯されて、痙攣するようにまた欲を吐き出した。
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