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裏『探偵』αな女がΩの男達に求愛される話。

第11章 運命の番(2)…松田陣平>>2


「あっ!まっ…あぁ゙!むり、だってぇっ!」
「んっ…前も後ろも触られて気持ちいいでしょう」
「んん゙ぁ、ひぁ…あ、ぁあっ、ゆび…も、でねぇっ」
「陣平さんのその声、その顔…堪らなく好きです」

指の爪で、先端をカリカリと引っかかれ何回か射精した俺を未だ楽しげに攻め立てて来る。奥を付かれるごとに、体が感じて射精してしまいとめどなく溢れ出る。体に力が入らなくなって来た、意識が飛びそうになり止めて欲しいと呂律の回らない舌でなんとか伝えるも、春枝はうっとりと目を細めているだけだった。

「ぃ、ぃく…ひっ、んん゙も…だめ、あぁ゙ああっ!」
「…っはぁ、出る」

びゅるりとまた中へ出された。そして俺はぐったりと目を閉じて意識を失った。

ーーー。

「ーーー…んん、ぁ…ひぅ!ぁあん゙っ!や、まっ、うぁあ゙っ!」
「あっ…起きましたか?失神している時でも感じるなんて陣平さんの体はエッチですね?」

失神していたと聞かされて、一瞬なにを言われているのかが分からなかった。ただフローリングには春枝と俺の精液が混ざり合い、透明なドロドロしたものが床へと流れていた。

「春枝…もぅ、むり…だっ…」
「じゃあ…私がプレゼントしたネクタイ、使って下さい」
「はっ…?」

なんで今その話しを持ち出すのかが分からなかった。いや…普段の俺なら分かるはずだった、だが何回も逝かされ失神して気を失った俺を弄ぶように何度も中へ出され続けた。そして起きた時にまだ入れたままでありいきなり激しい快楽が襲って来たら、考えることが出来なくなってしまう。俺がなにも言わずに目を丸くしていた為、春枝の表情は悲しげに沈んだ。

「やっぱり…駄目ですか?」
「春枝…」
「分かりました、もういいです…」
「えっ…ひぅ!ぁ、や…ぁあ゙っん、ぁっ!」
「陣平さんがしてくれると言うまで何回もいじめ倒してあげますから…覚悟して下さい」
「まっ、するっ!するからっ!」
「……本当に?」
「あぁ…なるべく、するから…」

そう言わないと本当に死ぬ。漸く春枝がいいたいことを理解出来た為、声を荒らげるように伝えた。春枝は首を傾げて嬉しそうにふわりと綻ばせた。可愛い。無意識にそう呟いてじわじわと顔が熱くなる。

「陣平さん…」
「っ…ちがっ」
「煽ったなら責任とって下さいね?」
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