第11章 運命の番(2)…松田陣平>>2
|˙꒳˙)ノみかずさん、リクエストありがとうございます!大変長らくお待たせ致しまして、申し訳ありません。松田さんへドスケベセックス、嫉妬激裏に決定しました。それでは…どうぞ。
ーーー。
「陣平さん…やっぱりモテるんですね?」
「なんだよ、いきなり」
「そのプレゼント…女性からでしょう?」
別のαの匂いがする。そう春枝はネクタイの匂いをすんすん嗅ぎ分けた犬のようにムッとしていた。直ぐに嫉妬だと気付いて可愛いやつだと思い笑う。小型犬のようにうろちょろする春枝は、正面から俺に抱き着いて来た。
「私がプレゼントしたネクタイは…してくれないのに…酷いですっ」
そりゃあ…あんなブランド物でお洒落でいいやつをそう簡単に使えねぇだろうと苦笑いする俺に対して、少し怒ったような表情で春枝は睨んで来た。しかし自然に上目遣いになるので可愛いとニヤけてしまうのは仕方ないだろう。
「嬉しそうに…ネクタイとって下さいっ!私のあげたやつを付けて下さいよっ!」
「あぁー…また今度な」
多分、この返事が良くなかったのだろうと後々後悔することとなる。春枝はムスッとして先程よりも機嫌が悪くなったーー…と気付いた時にはリビングの小綺麗にしてあるフローリングへと押し倒されていた。痛みよりも驚きが勝ってしまっていて、春枝の名を出そうとする俺に向かってキスを落として来た。噛み付くようなキスに、反論しようと口を開けば舌を割入れられた。上手くなったと感じる…最初はあんなに戸惑っていたというのに、今では俺のほうが狼狽えてしまい上手く息が出来ない。その間でも余裕がある春枝は手を滑らせて、俺が感じる耳へと触れて優しく撫でられる。いつの間にかしゅるりとネクタイを解かれていて、ポイッと適当に床へと投げた。やはり身に付けていた物が気に入らなかった様子で、そこにまた可愛いと思い笑ってしまう。
「今からその余裕…なくして差し上げますね?」
「えっ…」
まさかと目を見開きギョッとする俺に、スーツを脱がした春枝は手馴れたようにワイシャツの中へと手が這う。そして俺の乳首を強く引っ張った。気持ちいいよりも、痛い。けれど春枝に触れられていると思うと敏感に感じてしまう。たった乳首を指の腹で押され、反対側をワイシャツの上から吸うように舐められた。