第3章 後編 王の願い 少女の想い
「……やっぱり、シャンクスが…して」
恥を忍んでそうお願いしてみるが、どうやらお気に召さなかったらしい。
「誘い方が0点だな。エロイ言葉くらい言えるだろう?」
なんとも無慈悲なその言葉に、ユーリは軽く頭が痛くなってきた。
そして再びグルグルと思考を巡らせるが、もう何も考えず半ば叫ぶように言葉を発した。
「お願い、シャンクスッ。早く…これを、私の中に入れて…突いて……メチャクチャに、していいから……それでっ、…奥まで沢山、出して…」
一思いに言い切った彼女。
翡翠色の瞳から雫を零しながら、必死に懇願する彼女の色気は、ちょっと予想外だった。
軽く衝撃を受けたシャンクスは言葉を失う。
確かにいやらしい誘い方を強要したのはシャンクスだが、彼女の言葉は予想の遥か上をいっていた。
性事情に疎いユーリのことだから、せいぜいここに入れてくらいしか言えないだろうと思っていた。
羞恥からか、身体を震わせているユーリを可愛いなと思いながら、どこか現実逃避をしていた彼。
そして黙ったままのシャンクスを見て、彼女はまだ足りなかったのかと勘違いし、一瞬息を呑んだ後更に言葉を続けた。
「早く、シャンクスを感じたい。早く私のをシャンクスで一杯に……うわっ!?」
ユーリが必死に言葉を紡いでいると、突然押し倒された。
ベットに沈められた身体の上に乗りかかるシャンクス。
「悪い。予想以上に強烈なのが来たから、反応が遅れた」
「へ?シャ、シャンクス?」
「まさかここまで煽ってくれるとはな。お望み通り、ぐちゃぐちゃにしてやるよ」
そう言って舌なめずりする彼の瞳は、軽く狂気の色が宿っていた。