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【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】

第7章 Tigridia pavonia -助けて-





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それから列車を降り、街で車をお借りした。

至って普通の白い乗用車のトランクに荷物を載せ、クラピカさんは右側の運転席に、私はその隣の助手席に座った。

そして、クラピカさんの運転でククルーマウンテンの試しの門を目指す。


舗装されているとは言え、山の砂利道をガタガタと行く車に、クラピカさんと揺られること数時間。

試しの門の上に構える2体の龍の姿が見えてきた。


「ようやくか」


クラピカさんは良かったとふぅと息をついた。


「はい。ありがとうございます。ここまで来ればあとはーー…」


それ以降の言葉は出てこなかった。


ホッとしたのも束の間。

だんだんと見えてくる、赤いドレスの女が引き連れる黒服の集団ーー…


黒服たちを何十人と従えたアリアが黒い高級車のボンネットに腰を掛け、こちらを見ている。

私は唖然としたまま微動だにできず、ただ目の前の光景に絶望した。


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