• テキストサイズ

【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】

第21章 Echinacea -痛みを癒す-





「ねぇ、イル…?私…あなたと一緒にいてもいい?」

「もちろんだよ、リリィ。何でそんなこと聞くの?」

「だって…っ」


リリアの瞳が涙に濡れ、震える声で問いかける。


「私たちも…あなたの言うように住む世界が違うのかもしれない…っ。でも、あなたと一緒にいたい…。あなたのリリィでいたいの…。その気持ちだけじゃ…ダメでしょうか…?」


リリアは涙ぐみながら不安そうにイルミを見上げると、彼は彼女をきつくぎゅっと抱き締める。


「リリィはオレの一番だよ。キミのことすごく大事に思ってる。大好きだよ。これは嘘じゃないから…。本当だから…」


リリアはイルミの肩で涙を流し、彼の背中に腕を回す。


「キミをいつかゾルディックにするって言ったのも本当の気持ち。リリィが世界を越えてここまで会いに来てくれたから、オレとキミの世界が繋がった。オレは今、キミと新しい世界を見てる途中で、わからないことがたくさんある。だからキミがいてくれないと…オレはこの世界で生きていけない気がする」


イルミは震えるリリアの背中を優しくさする。


「オレを最愛って言ってくれてありがとう…。リリィの中じゃオレが一番?」

「えぇ。あなたは私のかけがえのない存在よ」


イルミはふわりと微笑む。


「オレもキミが最愛だからね、リリィ…。キミがオレのそばにいてくれる限り、キミはずっと…オレのリリィだよ…」


_
/ 278ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp