• テキストサイズ

【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】

第7章 Tigridia pavonia -助けて-





ここまで…読まれていた?

クラピカさんが奴らに気付かれないようにと手配してくれて、迂回して、経路も辿られないようにしたはずなのに…。


「まさか…何で奴らが…!?」


クラピカさんの方を見ると、彼も私と同じように驚いて言葉が出ないでいるようだった。

すると、アリアが車のボンネットから離れ、右手をピッと挙げた。

クラピカさんはその動きにハッとしたかと思うと、前を見たまま私に叫ぶ。


「伏せろ!!」


私は驚いて咄嗟に前のめりに身を屈めた。

その瞬間、静かな山中に発砲音が鳴り響く。




ズダダダダダダダーーー…!!!




「きゃぁああああッッ!!?」


一斉射撃を受け、まるでマシンガンを立て続けに撃たれているかのように止まない銃弾の嵐。

正面の窓ガラスが吹き飛び、頭の上に細かいガラスがパラパラと散ってくる。

その間中ずっと銃弾が車に撃ち込まれている衝撃が続くが、車は前へ前へと走り続ける。


そして、ついに弾切れか、一瞬弾丸の暴風雨が止んだ。


_
/ 215ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp