【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】
第7章 Tigridia pavonia -助けて-
その反応を見て、私は自分の言ったことを頭の中でリピートする。
…これって、嫌味になってない???
そのことに気付いた私は、しまった!と慌ててクラピカさんに謝る。
「すすす、すみません!嫌な意味で言ったわけじゃないんですよ!?お気を悪くされたら申し訳ありません…。本当に…ついて来てくださっただけでありがたいのに、私への対応でも気を遣わせてしまったらと思って…」
「あ、いや、そうは思ってない。あなたがそんな人間じゃないことはこの2日間で十分わかってる。言葉どおりの意味で受け取った。あなたがそう言うならそうさせてもらおう」
クラピカさんはそう言って、にっこりと優しく笑ってくれた。
その柔らかな表情に私も安心して、クラピカさんと一緒にサンドイッチを頬張った。
食べ終えると、すぐにクラピカさんが「一つ聞いてもいいか?」と真剣な眼差しで私に問うた。
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