【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】
第6章 Meadow Saffron -危険な美しさ-
「何でこんなことするの!?」
「質問してるのはこっち。さっさと答えなさいな」
痺れを切らした女性が威圧的な目をしながら私を急かす。
「…だったら何ですか?」
「へぇ…。やっぱり」
その女性は私を見下ろすなり、吸ったたばこの煙をフゥと吐きかけた。
「けほっ、けほっ…。な、なんなんですか…!?いきなりこんな…」
私はむせ返りながら煙を払う。
「ハッ!生意気な小娘。姉に対しての口の利き方がなってないわね」
「あ、姉…?」
な、なんのこと…?
私に姉なんてーー…
「お嬢様!この場からお逃げください!」
フランが黒服たちに抑えられながらも、私に手を伸ばそうとする。
「フラン!これは一体どういうことなの!?」
何なのこれ…!
もう訳がわからない!
「やっと見つけたんだから…絶対逃がさないわよ」
彼女は艶のある真っ赤な唇をニヤリと上げる。
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