【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】
第5章 California Poppy -拒絶しないで-
「会いたいですよ…。会いたくて会いたくて…っ、どうしたらいいのかわからない…。気持ちの整理がつかないからどうしたいのかもわからないけど、ただ…会いたい……」
今は苦しい。
以前は会えなくて寂しかっただけだった。
でも、もう会えないと思ったらとても苦しい。
何でこんなに胸が締め付けられるように痛むのか。
私が悪いとわかっていても、あなたの顔を見たいと、声を聞きたいと願う。
こんなに恋い焦がれてたなんて…。
…恋?
「私…イルミ様のことが好きなのでしょうか…?」
ヒソカ様を見上げると、彼はにっこりと笑う。
「キミがそう思うならそうなんじゃない?」
私はふぅと息をついて微笑んだ。
「では…きっとそうなのでしょうね…」
「それは良かった♢」
ヒソカ様はニッと満足げに笑うと、くるりと反対側に振り返り、誰もいない方に声をかけた。
「だってさ、イルミ♡」
「……え?」
何で…今、イルミ様のお名前が…?
ま、まさかーー…
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