• テキストサイズ

【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】

第4章 Anthurium -恋に悶える心-





イルミはグラスを見ながらまたじっと考え込む。


「リリアが…オレのこと?あんなに怒ってたのに…?」


穴が開きそうなほど、グラスの中のブランデーに写る自分を見つめる。


(イイ反応♡)


ヒソカはにやにや薄笑いを浮かべながらイルミを見る。


「イルミはどうなの?そのかわいこちゃんのこと、気になってるんだろう?」

「まぁ…他の女の子よりは興味あるかなぁ。あんなキラキラした碧色のおっきい目で見上げてきてさぁ…。真っ白い髪綺麗だし、色白で肌すべすべだし、ふわふわしててちっちゃいし、笑うと超可愛いし。てゆーか、オレブス嫌いだし」


イルミは長い黒髪をいじいじしながら口早に言う。


「何でこんなに気になるんだろう。ヒソカなんか呼び出してこんな話して…」

「ボクなんかってキミねぇ…」


ヒソカは思わず肩をすくめる。


「それでもなーんか落ち着かないんだよね。このままじゃ仕事に支障が出そうでさぁ。困ったなぁ…」

「ま、いいんじゃない?たまにはこういうのも♠︎ボクも退屈してたし♡」


ヒソカはいつも持ち歩いているトランプの束をいじり出す。


_
/ 278ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp