【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】
第4章 Anthurium -恋に悶える心-
「うん。会いたいよ、すっごく」
イルミは表情を一切変えずに淡々と答える。
(そこまでわかってて何でわかんないのか…逆にボクには理解不能だケド…)
ヒソカは息をつくと、すぐにニヤッと口角を上げた。
「やっぱりイルミ、キミの方こそ好きなんじゃない?」
「え?」
「彼女のこと♡」
ヒソカは笑いながらハートのエースつきつける。
「はぁ?」
イルミは片眉を上げて口をへの字に曲げる。
「キミは本当に鈍感だね…♣︎そのかわいこちゃんが不憫だよ♠︎」
「好きとか嫌いとかよくわかんない。オレには必要ないし。家族かターゲットか。それだけわかれば十分さ」
「いや、わかってるはずだよ♣︎これはキミ自身の問題♠︎キミが鈍いだけ♡」
イルミは珍しくしかめっ面でヒソカを睨む。
しかし、ヒソカはにやりと笑ったまま。
「きっとかわいこちゃんはイルミのこと、嫌いじゃないと思うケド♡」
「え…?」
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