【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】
第20章 Sweet pea -旅立ち-
「彼…住む世界が違うって言ってたんです」
「え…?」
「キルアくんとゴンくんたちとじゃ住む世界が違うから、友達になんてなれっこないって」
私は思わず「はぁ」と憂鬱なため息をついてしまう。
「なら私も…彼と恋人にはなれないのでしょうか…。私も…違う世界の人間なのでしょうか…」
カナリアさんは目を丸くしながら私をじっと見つめる。
「あなたの言う"彼"とは…一体どなたのことなのですか?ゾルディック家のご家族の方ですか…?」
私は微笑みながら頷く。
「えぇ。イルミのことよ」
カナリアさんは心底驚いて開いた口が塞がらないといった様子。
「ふふっ。驚きました?一応…恋人ですわ。私の最愛の人です…」
私は左胸に手を当てる。
「私は…彼のことを愛しています。初めて人を心から好きになりました。でも…彼はそうじゃないのかもと思ったら、不安でいっぱいになって…」
ゾルディック家が普通じゃないことは知ってる。
でも…住む世界が違うって理由だけで隔てて、人の気持ちを…どこかへ置き去りにしないで…。
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