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【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】

第20章 Sweet pea -旅立ち-





すると、女の子は構えていたステッキを下ろした。


「この奥へ入る者がいないか見張るのが私の役目です。入らないのなら…そこで待っていても構いません」

「ありがとう。では、そうさせてもらいますね」


私は女の子のそばの門の柱に腰を下ろし、膝を抱える。


「あの…お尋ねしても良いでしょうか?」

「何でしょう?」


女の子はピシッと立って真っ直ぐ前を見つめたまま口だけ動かす。


「お名前を教えてくださいますか?」


女の子は驚いてピクッと肩を揺らすと、不思議そうな顔で私を見る。


「カ…カナリア、と申します」

「カナリアさん…小鳥のようで可愛らしいお名前ですね」

「い、いえ…」


私は微笑んで空を見上げる。


「鳥は良いですよね…。自由に空を飛んで、見たいものを見て、一生の内に色んな世界を見て回る…」


空はいろんな世界と繋がってる。

なのに、ひとたび地上に降りれば、見えないけれど大きな大きな壁が世界をいくつも隔ててる。


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