• テキストサイズ

【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】

第20章 Sweet pea -旅立ち-





「初めまして。私、リリアと申します」


よく見ると、頭に包帯を巻いてる…。

ケガしてるのかしら。

そんなことを考えていたら、女の子は凛とした立ち居振る舞いでステッキを構える。


「門の管理人から話は受けています。イルミ様のお知り合いだそうですが、執事室はあなたをこれ以上先へ通す許可を出していません」


まぁ、そうよね。

仕方ないわ。

前に来た時はイルと一緒だったからお屋敷まで行けたんだもの。


「承知の上です。行けるとこまで行こうと思ってただけなので、この奥へ入るつもりはありません。ですから…ここで待たせてはいただけませんか?」


女の子は怪訝な顔をする。


「どういうことでしょう?」

「私の前に3人組が来ませんでしたか?」


女の子はハッとして身を乗り出す。


「あなたもキルア様に会いに?」

「えぇ。というより、キルアくんがゴンくんたちとちゃんと会えてここを出られるか…それを見届けたいんです」


良かった。

ここに来てちゃんと通れたってことは、キルアくんのこと…きっと迎えに行けてるんだわ。


_
/ 278ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp