【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】
第18章 Odontoglossum -特別な存在-
「まぁいいや。じゃあね」
ゴンくんは納得していなさそうだったが、私たちに背を向け、早足に去っていく。
「おい待て!ゴン!」
レオリオさんもその後に続いて追いかけていった。
「それじゃ」
クラピカさんも私に軽く会釈をして2人を追っていった。
私も3人に手を振ってその背中を見送った。
「いいのかい?殺し屋が自分のアジト教えちゃって♢」
すると、背後からどこからともなく艶やかな声と共に、あのねっとりとしたオーラを感じた。
「ヒソカさん…!」
イルと私が振り返ると、相変わらずピエロの格好をしたヒソカさんがニコニコ笑っていた。
「久しぶり♢元気そうだね、かわいこちゃん♡」
そう言えば、彼もハンター試験受けてたんだっけ。
ここにいるってことは、ヒソカさんも合格したようね。
「別に隠してないし、地元じゃ有名だしね」
イルはヒソカさんの急な登場に特段驚きもせず、平然と話している。
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