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【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】

第18章 Odontoglossum -特別な存在-





「話が逸れたね。キルの居場所だったっけ?いいだろう。教えたところでどうせ辿り着けないし。キルは自宅に戻ってるはずだよ」

「自宅?」


ゴンくんがそう聞き返す。

イルの自宅…。

私も別宅にはお邪魔したけれど、シックな洋館といった表現がぴったりな落ち着いたお屋敷だったなぁ…。


「ククルーマウンテン。今話にもあったろう?その頂上にオレたち一族の住処がある。そこの彼ならリリィの護衛任務の時に一度来てるんだから場所は知ってるはずだよね?」

「あぁ。だが、そこがキルアの自宅だというのは初耳だ」

「え?」


イルはちょっと間の抜けた声でそう言うと、私の方を見やった。

そんな彼の視線がちょこっとだけ痛くて笑ってごまかす。

すると、ゴンくんはイルを見上げて「わかった。ありがと」とだけ言うとすぐに踵を返す。


「あ!」


しかし、ゴンくんはすぐに立ち止まって、またイルの方に振り返り、「あともう一個!」と人差し指を立てた。


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