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【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】

第3章 Calendula -失望-





両親が一滴も血を流すことなく、恐怖の表情を浮かべながらただ頭に針が刺さっていただけで死んでいるのを見て、私は嬉しかった。

私の人生を全て奪おうとした彼らが…あんなに簡単に命を奪われたのだからーー…


彼は…イルミ・ゾルディックは本物だった。

約束を守ってくれた上に、ゲイルも両親も殺してくれた。

彼は私の恩人。

私の人生を取り返してくれた。

私は生き返ったんだ。

生まれ変わったんだ。


だから、また会いたくなった。

あの日、彼と再会した日のことが忘れられない。

思い出して胸が高鳴るのと同時に、次はいつ会えるのかと切なくなる。

こんな気持ちになったことがなくて、でもまた彼に会えばこの気持ちが何なのかわかる気がした。


会いたいと思った日からすぐにネットで彼のことを調べた。

どうやら地元では有名らしく、一発でヒットした。

パドキア共和国デントラ地区ククルーマウンテン。

そこに彼の一族ー…ゾルディック家の人間が居を構えているらしい。


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